どうも、超人太郎です。
今日は兄と二人でお出かけに行った。
昼食に人生初の「かつ善」に行った。
そこで人生初の味噌カツを食す。
無事完食する。
実に美味であった。
カリっとジューシーに揚がったとんかつ。
それを甘目の味噌ソースによく絡めてほおばる。
この時、まだ米とは一緒にせずに口に放り込む。
その瞬間心の中で確信する。
「こりゃー、うめー」。
続けて二口目。
そして三口目といく。
止まらない。
だがまだ肝心なことを置いてきぼりなことに気が付く。
あの美しく輝く白い粒のことを。
そう、ここでようやく白米の出番である。
とんかつのみのお味をじっくり堪能した後は、やはり米との共同作業は欠かせない。
まずは白米を先発ピッチャーとして、己が口へと登板させる。
今回、そのピッチャーとバッテリーを組むことになったのは先のとんかつだ。
ここから皆さんお待ちかねの本試合へと突入である。
といっても、最初から勝敗はすでに決している。
まず白米を、そしてとんかつをと順に口へ。
「はい、私の降参です」。
こんなに分かり切っていた勝負はない。
一粒一粒を大切に思い、丁寧に運んでいく。
一口が二口に、そして三口へと続く。
もう止まらない。
これが白米に合わないわけあるかよ。
しばらくは順調に試合は進む。
だが、ここで一旦箸休めのタイム。
味に飽きてきた。
それがどんなに美味しいものであっても、どうやったって飽きはくる。
ここで思いがけず、テーブルの隅に置いてあった辛子が目に留まった。
なるほど、これで一つ味変といこうか。
いや、もしかしたら味が少しくどくなる危険はあるか。
ええい、とにかく試しにやってみるぞ。
辛子を味噌カツにちょちょいとかけて、お互いにこんにちはさせる。
では、参りましょう。
パクリと一口。
「キタ――(゚∀゚)――!!」
良い。
良いぞ、これ。
最初こそ味がくどくなるのではと懸念した。
だが決してそんなことはない。
むしろその予想は良い意味で裏切られたのだ。
甘目のソースに辛子のパンチがほどよくマッチしていて、豊かなハーモニーを奏でている。
これはこれで一つの完成形に等しい。
また新たな扉を開いてしまったようだ。
気付けばとんかつが盛られていた皿が、いつの間にか空になっていた。
どうも、この度はご馳走様でした。
油ものを食べた後はコーヒーを飲みたくなるものだ。
口の中をサッパリさせたい。
コンビニで買ったホットコーヒー。
それを帰りの車の中、二人で啜る。
ではこの辺で。
ここまで読んで頂きありがとうございました。